そもそもネイルサロンて?
ネイルサロンはお客様のお手元を綺麗にするところ。
最近ではジェルネイルばかりがもてはやされて人気がありますが、本来ネイルサロンのメニューはそればかりではありません。
ご自身ではできない、お爪周りキューティクル(甘皮)の角質となった不必要な部分を整えたりするウォーターケア。
爪切りでの切りっぱなしではなく、ファイルで丁寧に整えるお爪の長さを整えたりするファイリング。
ポリッシュ(マニキュア)のカラーリング。
サロンですればキューティクル際まで綺麗に塗りますし、はみ出しなどもなく、ご自身で塗られた時より剥げてくるのも遅く長持ちですし
ポリッシュオフもサロンですれば、お爪にダメージが起こりにくい落とし方をします。
このどれもが、しっかりネイルの技術を学んだ人にごく初歩的な技術ですが・・・・・
ネイリストの資格が国家試験ではない為、どなたでも開業することが出来てしまうのです。
「機材は揃った明日から私のお家のこのお部屋はネイルサロン」
とまぁとても簡単にね。
習っていなくてもね。
でもありなんですよね。
サロンとは名ばかりのものを開業してしまい、とんでもない技術にお客様から利益を得て、消費者センターなどでも問題になっています。
ネイルのお仕事に国家資格は必要ありませんが、代わりに協会がその技術の向上などを図っています。
JNA と一般的に呼ばれている、こちらはNPO法人日本ネイリスト協会
協会のHPより以下抜粋
「日本ネイリスト協会は、日本における健全なネイル産業の発展を目的として、1985年に設立されました。そして、ネイルに関する技能研修や資格認定などを通じて、ネイルの普及とネイリストの技能向上に努め、2006年4月には、それまでの20年の歴史を礎に、「特定非営利活動法人(NPO法人)日本ネイリスト協会」として新たなスタートを切りました。
NPO法人 日本ネイリスト協会は、広く市民に対して、ネイルの関する技能講習や資格認定等を行う事で、ネイルの普及とネイリストの技能の向上を図り、また誰もが気軽に安心して楽しめるようネイルに関する最新情報を提供し、消費者保護とネイルビューティービジネスの健全な発展に寄与することを目的としています」
そして、JNECと一般的に呼ばれている
公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター
以下抜粋です
「 この試験は、国際的に通用するネイリストの育成を目指す当財団が主催する、正しい技術と知識の向上を目的とした実践に役立つ検定試験です。実施19年目を迎え、約722,000人の受験者実績があります。 」
で、年4回検定試験が行われているのです。
私(柴田美千代)や当校講師はJNECの1級を取得し、JNAの認定講師試験にも合格し認定講師です。
2016年度はJNECの検定試験官の経験もございます、
普通の考えれば、こうしたことを踏まえて技術を学び、自分の技術の目安を計り、また技術向上に励むのが一般的な考えかとは思うので、そういった方が多いのですが、稀にそうでない人もいるのです。
上記に書いた、極々初歩的な事ばかりではなく、他にも色々技術がございます。
折れた爪のお直しであったり、長さを出すスカルプチュア、巻き爪の補正等々色々技術はございますが、極々初歩的なことでさえ出来ないサロンがとても増えていて、とても不安なこの業界です。
当校では、生徒さんがとても真剣に技術を学んでいます。
皆さん、きっと素敵なネイリストになってくれることでしょう